ミクニヤナイハラ『東京ノート』吉祥寺シアター10周年公演無事に終了です。

2016/03/29
東京ノート。この作品は1994年に平田オリザさんが書いた戯曲です。いまから22年前も前のことですが、作品は色あせるどころか、また新たな側面を私たちに見せてくれているように思います。これまで多くの人たちが演出してきた作品です。このような作品を巡り巡って私が演出することになったことをとても嬉しく思っています。そして、いまこの時代に生きる私がこの物語をどう捉えることができるのか、そのことをまず第一に考えています。この戯曲に敬意を払いつつも、私のワガママで、いくつかの台詞や構成は変えさせてもらいました。自由にやってます。そのことを許してくださった平田オリザさんに感謝しています。いや、これはもはや東京ノートではない!と怒られるかもしれません。ごめんなさい。

いま、東京ってどんな?そのことについて考えています。ちょうど文化庁から文化交流使として半年間、アジアの国々に派遣され、外側から私たちの東京を見てきて帰ってきたところでもあります。いま私たちの目の前にある東京と、遠いどこかの国で見た東京というマヴォロシ。これは東京ノートという物語のひとつの側面です。あえて意味は問いません。身体感覚で捉えています。いまある私の身体と、役者たちの身体と、そしてそれを見ているあなたの身体と、その足元にある東京と、そこに住む人々、日常、喧騒、風景、交わされる無数の言葉たちと、沈黙、孤独、相違、この先にあるいくつかの時間たち、そしていくつかの場所。なにか言葉にならない叫びのような手のひらで東京を握りしめたい。そんなふうに思ってます。

この作品に出演してくれた21人の出演者に心から感謝しています。彼らと作った私たちの「東京ノート」を観ていただきたいです。ほんの少しでも、なにか少し、形のない、意味のない、声のないなにか、を共有していただけたらと思っています。

本日はご来場ありがとうございました。


矢内原美邦


パンフレットに書いた挨拶文です。前売り完売し、連日多くのお客さんに来ていただき本当に感謝です。
千秋楽に挨拶にでましたよ、本当にありがとうございました。

感想まとめミクニヤナイハラ『東京ノート』

自分がこれから何を書いて、生きている間に何をするべきなのかを考えてゆけたらと思います。
文化交流使の海外派遣から帰国して1ケ月ずっと稽古だったので、桜でもみながらすばらくボーと考えます。
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〜ニブロールからのお知らせ〜 | 今月末からはじまる東京ノートのポスター

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